前日の新聞を学生に安く販売する、という発想
学内ではスーツ着用の学生が散見するようになってきた。
就職活動真っ盛りである。
就職活動を始めると、だんだんと自宅外通学生であっても、新聞を定期購読をするという学生が増えてくるようである。
むろん、就職試験という名の戦いを勝ち抜くための手段であろう。
しかし、就職活動とは無縁の大学1年生や2年生の自宅外通学生においては、新聞を定期購読することは少ないのではないだろうか。
今回は、いかにして新聞を読む機会を増やすことができるのかについて考えていきたい。
-
新聞の値段
まず最初に新聞の値段についてみていく。
下記の値段はいずれも1か月間の定期購読料金である。
朝日新聞 (学割)2500円(夕刊込)
毎日新聞 4037円(夕刊込)
読売新聞 4037円(夕刊込)
日本経済新聞 4059円(夕刊込)
※順不同
日々の生活を切りつめている自宅外通学生にとっては、大きい出費であることがわかる。
-
図書館の活用
就活とは無縁であり、絶賛モラトリアム中の私は新聞をとっていない。
とは言っても、新聞を読んでいないわけではない。大学図書館で読んでいるのだ。
図書館では、複数の新聞を読み比べできたり、各分野に強い新聞を読むことができたりと利点がたくさんある。
しかし、講義にサークルにバイトに飲み会に忙しいという多くの健全なる(?)学生諸君においては、毎日図書館に通い詰め、新聞をゆっくり読むという時間は毛頭ないとうのが現状かもしれない。
-
前日の新聞を売る!
そこで提案したいのが、「前日の新聞を学内の生協や売店で安く販売する」ということだ。
できれば購読したいけど、日々の生活がいっぱいいっぱいで、新聞をとる財政的余裕はないという学生や、わざわざ高いお金を払ってまで新聞を読まなくていいやーという学生は、多くいると思う。
そこで前述の提案である。
そもそも売れ残った新聞はどうなっているのだろうか。
売れ残った新聞は、深夜や夕方に業者や新聞社によって回収され、その多くは古紙としてリサイクルされるのだという。
リサイクルされているのならば、ほぼ無駄はないと感じる。
しかし、せっかく製造された新聞が誰にも読まれず回収されてしまうというのは、寂しいものがある。
そこで大学に売れ残りの新聞を提供するという発想である。
業者や新聞社が、売れ残りの新聞を回収する際に、近隣の大学に配布するという方法ならば、さほどコストはかからない気がする。
なんなら、近隣大学の学生がボランティアとして回収に向かうというのも、一つの手かもしれない。
-
前日の新聞は、ニュースのフレッシュさに欠けるという批判
確かに、社会というものは刻一刻と変化していくもので、前日の新聞など情報が古すぎるという批判もあるだろう。
昨今は、スマートフォン、タブレットが流行し、いつでもどこでもインターネットにアクセスできる時代である。
最新のニュースはインターネットのニュースを読む。
くわしい解説や意見を読みたいときには、前日の新聞を家でじっくりと読む。
こういった使い方も大いにできるのではないだろうか。
「前日の新聞」というものは、意外と需要はあると思うし、ニュースを知るという面においても、大きな効果があると思う。
なお、以上はふと思いついたことで、現行法上及び会社経営上、可能か不可能かの検証は一切していない。今日は新聞週間だしちょうどいいかなーと思って書いてみた。